ライティングダクトの取り付けに電気工事は必要?資格がない人向けの選び方も解説!

DIY
  • リビングの照明をもっとおしゃれにしたい。
  • スポットライトを使って、ちょっとカフェっぽい雰囲気にしたい。

そんなときに気になるのが、ライティングダクトだと思います。

実際、ライティングダクトにすると照明の向きを変えられたり、光の当て方で部屋の雰囲気がかなり変わったりするので、見た目はかなり良いです。

ただ、ここで気をつけたいのが取り付け方によっては電気工事が必要になることです。

私も最初は「引掛シーリングから電源を取ればいけるかな」と思っていたのですが、今回のようにライティングダクト本体を天井に取り付ける内容は、記事としてそのまま「誰でもできます」とは言えないなと思い、内容を見直しました。経産省の資料では、資格不要なのは軽微な工事に限られ、ローゼットのボディ側などは資格が必要と整理されています。

なので今回は、

  • ライティングダクトの取り付けに電気工事は必要なのか
  • 資格がない場合はどうしたらいいのか
  • 我が家で実際にやった内容は、どこまで参考になるのか

このあたりを、できるだけ分かりやすくまとめていきます。

結論から書くと、ライティングダクトの取り付け工事は電気工事が必要と考えておいた方が安全です。
資格がない方が取り入れるなら、引掛シーリングに取り付ける簡易取付型のライティングダクトを選ぶのが分かりやすいと思います。パナソニックも、引掛けシーリングに付けられる簡易ダクトレールは「電気工事不要」、通常のダクトレールは「電気工事必要」と案内しています。

ライティングダクトとは?

ライティングダクトは、天井に取り付けるレール状の照明器具です。

このレールにスポットライトなどを取り付けることで、

  • 照明の位置を変えられる
  • 光の向きを変えられる
  • 必要なところだけ照らせる
  • 部屋の雰囲気を変えやすい

といったメリットがあります。

普通のシーリングライトだと部屋全体を均一に照らす感じになりますが、ライティングダクトだと光の当て方でかなり印象が変わります。

壁を照らしてみたり、テーブルの上だけ明るくしてみたり、観葉植物を照らしてみたり。
そういう「ちょっとおしゃれな感じ」が出しやすいのが良いところです。

ライティングダクトの取り付けに電気工事は必要?

ここが今回いちばん大事なところです。

結論としては、天井にライティングダクト本体を取り付ける工事は、電気工事が必要と考えておくのが安全です。

細かい法令を全部読むと少し分かりにくいのですが、初心者向けにはシンプルにこう考えるのがいいと思います。

ライティングダクトの取り付け工事は電気工事が必要。
資格がない場合は、簡易取付型を選ぶ。

この理解で十分です。経産省の資料では、資格不要になる軽微な工事の範囲は限定されていて、配線器具まわりはケースによって資格が必要になります。

資格がない人は簡易取付型を選ぶのがおすすめ

資格がないけどライティングダクトっぽい照明にしたい、という場合は、引掛シーリング対応の簡易取付型を選ぶのが現実的です。

このタイプなら、今ついている引掛シーリングや引掛ローゼットに取り付ける形なので、いきなり天井へ直付するタイプよりハードルがかなり下がります。パナソニックも住宅向けページで、引掛けシーリングに取り付けるインテリアダクトは電気工事不要と案内しています。

ただし、簡易取付型にも条件はあります。

たとえば大光電機のFAQでは、簡易取付式ダクトレールの照明器具の総重量は5kgまで、さらに壁面には取り付けできないと案内されています。

なので、簡易取付型なら何でもOKというわけではなく、

  • 自宅の引掛シーリングに対応しているか
  • 付けたい照明の重さは大丈夫か
  • 設置条件に無理がないか

このあたりは商品ページで確認した方が安心です。

我が家で実際にやった内容も参考までに残しておきます

ここからは、今回我が家で実際にやった内容です。

ただし、これは資格がない方にそのままおすすめする手順ではなく、あくまで「こういう考え方でレイアウトした」という参考として見てもらえればと思います。

我が家のリビングには引掛シーリングが近い位置に2つあり、その位置に合わせて照明をどう見せるかを考えました。
四角く囲うようなレイアウトにしたくて、2mのライティングダクトを4本使う前提で計画しました。さらに、スイッチが2つに分かれているので、2系統で点灯するように考えました。

「照明をどこに持っていくか」「どう見せたいか」の参考としてもらえると嬉しいです。

我が家の既存照明位置

現在のリビングは、元々2部屋に分かれていたみたいで柱の区切りが見えています。

2部屋を繋げて1つのリビングにしたためか、照明用の引っ掛けシーリングの位置がとても近いところにあります。

スイッチは分かれていますが、これでは明るさが集中してしまい、レイアウトが良くありません。

引掛シーリングの位置を変更するには、天井を剥がさないといけないので大掛かりになってしまいます。

そこで、この2つの引掛シーリングの位置は変えずに、ライティングダクトを設置してレイアウトを変更することにしました。

今回スイッチが2つに分かれているためライティングダクトを2系統で点灯するように設置していきます。

必要なもの

①ライティングダクト本体・フィードインキャップ

 長さは部屋サイズに合わせて選びます。給電にはフィードインキャップが必要です。

②引掛シーリング変換プラグ

 引掛シーリングからダクトレールへ電源を供給する際に必要です。

③ボードアンカー

 石膏ボードに直接ビスを打つとすぐに抜けてしまうため、ボードアンカーを使って頑丈に取りつけます。

④工具

 施工に必須の工具は以下になります。

  • ドライバー
  • メジャー(スケール)
  • 電動ドリル(出来ればコードレス)

作業前の注意点

作業を行う前に以下の注意点を守って、安全第一で行ってください。

  • 天井作業は必ず安定した床に脚立を置いて行ってください。
  • 可能であれば2人での作業をしてください。(人数が多い方が効率も良いです)
  • 電気工事士の資格がない場合は、電気工事屋さんにお願いしてください。

ライティングダクトを取り付ける手順

どのような手順で進めていくかを簡単にまとめました。

  • ライティングダクトの引き回し位置を決める
  • 取付箇所にボードアンカーを設置
  • ライティングダクト給電用のシーリングプラグ作成
  • ライティングダクトの設置

ライティングダクトの引き回し位置を決める

まずライティングダクトレールの必要本数と必要部材の数量を決めていきます。

今回レールを四角で囲おうと思っているため我が家の間取りの場合2mが4本必要となります。

また元々引っ掛けシーリングに付けるタイプを持っていますが給電場所が合わないため少し手を加えてこちらも使います。

四角で囲う場合はL型のジョイントが市販で売られています。

これを使えば施工が楽なのですが結構高いです。

また我が家の場合は柱の区切りがあるため使用出来ない箇所があります。

そこで今回レールからレールに給電するために引っ掛けシーリングが付けられるプラグを使用することにしました。

これを使って各レールに給電をしていきます。

ライティングダクト取付箇所にボードアンカーを設置

使用する本数、取付箇所が決まったらボードアンカーを設置していきます。

ライティングダクトを取り付けるところに、下地(野縁)がある場合は直接ビスで取りつけていきます。

下地があるか確認するには千枚通し等を天井に刺して確認できます。(あれば下地探しが良いです)

今回取り付ける箇所は、運悪く全て下地がありませんでしたので、全箇所ボードアンカーを設置しました。

ダクトレール給電用のシーリングプラグ作成

ダクトレールに給電をするためのシーリングプラグを作成していきます。

以下の作業は慣れていないと施工後にショートなどの危険がありますので自身がない場合は電気工事に慣れているかたに頼むか、最初からプラグが付いているダクトレールを購入しましょう。

まずは既存のダクトレールを改造していきます。

給電箇所は真ん中のためこのままではシーリングコンセントに刺せないため移動させます。

プラグが収まっているカバーを外します。

このままではプラグがあり外れないため一旦ケーブルをプラグのすぐ近くで切断してカバーを取ります。

再度プラグにつけるためにケーブルの先端に丸端子を付けます。

新しく購入したシーリングプラグに丸端子を付けたケーブルを接続します。

これで既存のダクトレールの改造は終了です。

次に新しく購入したダクトレールにケーブルとシーリングプラグを付けていきます。

ダクトレールには直接接続はできないのでフィードインキャップというものに接続していきます。

ケーブルの長さは引っ掛けシーリングからの給電とダクトレール間になりますので、今回の場合は0.5mを2本、1mを2本が必要になります。

フィールドインキャップに接続するためにカットしたケーブルの片側にピン端子を付けていきます。

反対側はシーリングプラグに付けますので丸端子を付けます。

端子を付け終わったら各々フィードインキャップとシーリングプラグに接続していきます。

フィードインキャップへの接続は作成したケーブルのピン端子側を接続部分に差し込むだけでOKです。

残りの3本も同様に製作していきます。

ライティングダクトの設置

アンカーを打った場所にダクトレールを取り付けていきます。

今回直付けではなく天井から少し浮かせる形にしました。

既存のダクトレールが天井から浮かせないと行けない構造でしたのでそれに合わせました。

今思えば直付けでも見た目上問題なかった気がします。

天井とのスペースは電気配管用の部品を使用しました。

ホームセンターに行ってちょうどいいのがこれしかなかったので笑

これをダクトレールと天井の間に入れてネジで留めていきます。

アンカーに付属しているネジだと短かったため、長いネジを購入して取り付けました。

次にダクトレールに作成したプラグ付きのフィードインキャップとエンドキャップを取り付けます。

最後に全てのダクトレールに給電をするために、シーリングコンセントを差し込んで終了です。

ケーブルがぶらついているのが気になるようでしたらプラモールを使うと見た目も良くなります。

ライティングダクトはやっぱりおしゃれです

ここまで読むと、少し面倒そうに感じるかもしれません。

でも、ライティングダクトにしたときの雰囲気の変わり方はかなり大きいです。

  • 壁を照らすだけでちょっといい感じになる
  • スポットライトがあるだけで部屋がおしゃれに見える
  • テーブルの上だけ明るくできる
  • 普通のシーリングライトより空間に立体感が出る

このあたりは実際にやってみてかなり感じました。

だからこそ、無理に危ないやり方をするのではなく、自分に合った方法で安全に取り入れるのがいちばん良いと思います。

まとめ

ライティングダクトは、部屋の雰囲気をかなり変えられるので、照明をおしゃれにしたい方にはかなりおすすめです。

ただし、今回のように天井へ取り付けるタイプは、気軽に「誰でもDIYできます」とは言えない内容でした。
資格がない場合は、簡易取付型を選ぶという考え方にしておくと分かりやすいです。パナソニックは簡易ダクトレールを電気工事不要、通常のダクトレールを電気工事必要と案内していて、簡易取付式ダクトレールには重量や設置条件の制限もあります。

今回の内容をシンプルにまとめるとこんな感じです。

  • ライティングダクトの取り付け工事は電気工事が必要と考える
  • 資格がない場合は簡易取付型を選ぶ
  • 簡易取付型でも重量や設置条件は確認する
  • 今回我が家でやった内容は施工手順ではなく参考として見る

この考え方なら、見た目も楽しみつつ、無理のない形で取り入れやすいと思います。

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