ウッドデッキに憧れているけど、業者に頼むと高額になる。
自分で作ってみたいけど、何から始めればいいか分からない。
そんな方に向けて、庭にウッドデッキをDIYした体験をまとめました。
やってみると意外と作れますし、業者に頼むよりも費用をかなり抑えられます。この記事では、
- 実際に使った材料と道具
- 根太組みから床板貼りまでの手順
- ハードウッドを使う際の注意点
をまとめています。
庭にウッドデッキを作ろうと思った背景
ウッドデッキに憧れていたものの、業者に頼むと費用が高額になってしまいます。かといって自分で作るとなると「何から手をつければいいか」と悩んでしまいがちです。
実際にやってみると作業の流れ自体はシンプルで、体力と時間さえあれば十分挑戦できる内容でした。材料費も業者に頼む場合と比べてかなり安く抑えられました。
作業の流れ
今回の作業手順はこちらです。
- 下準備(整地・防草シート敷き)
- 根太を組む
- 根太の水平を取る
- 束柱を取り付ける
- 床板を貼る
今回は①〜⑤までの床板完成まで紹介します。屋根と柵の製作については次回の記事で紹介します。
材料・道具の準備
今回使用した材料と道具はこちらです。
・ウッドデッキ材(ハードウッド・セランガンバツ)
耐久性を重視してハードウッドを選びました。メンテナンスがほとんど不要という大きなメリットがありますが、価格は高めです。また非常に硬い木材のため、ノコギリでのカットはかなり大変です。近くのホームセンターで取り扱っていたセランガンバツを使用しました。束柱用で90×90、根太用で30×105、床板用で20×105を使用しました。
・プラ束
プラスチック製の束柱で、高さの調節が可能な優れものです。建築現場でも使われる信頼性の高い部材で、根太の水平出しにとても便利です。複数あると作業が捗るので、多めに用意しておくと良いです。
・束柱用石材(羽子板付・平板)
束柱をそのまま地面に置くと不安定になるため、石材の上に乗せます。羽子板付きのものは束柱を固定しやすく、平板は傾斜地に対応する際に使用しました。
・防草シート
ウッドデッキ設置後に雑草が生えてくると処理が大変なため、先に敷いておきます。特にデッキの隙間から雑草が出てくると見た目も悪くなるので、設置前に必ず敷いておきましょう。
・砂利
防草シートの上に敷きました。見た目が整うほか、防草シートの保護にも役立ちます。
・木材保護塗料
ハードウッドは塗装がなくても耐久性がありますが、さらに長持ちさせるために塗りました。床下など後から塗れない箇所は床板を貼る前に塗っておくのがポイントです。使用した塗料はキシラデコールエクステリアのウォルナットです。
・座掘りビット
木ビスの頭がすっぽり収まる穴を開けられる専用ビットです。ビスが飛び出さずにきれいに仕上がるのでおすすめです。
・電動ドリル・インパクトドライバー
下穴開けとビス締めに使用します。ハードウッドは非常に硬いため、下穴なしでビスを打つとビス頭が折れることがあります。必ず下穴を先に開けましょう。
・差金・水平器・メジャー(スケール)
根太の直角出しや水平確認に使用します。水平をしっかり取ることが仕上がりの精度を左右します。
下準備(整地・防草シート敷き)
まずウッドデッキを設置する場所を整地します。すでにコンクリートで整地されている場合はこの工程は不要です。

雑草が生えている場合はすべて取り除き、除草剤を撒いてから防草シートを敷きます。

💡 防草シートは後では敷けません。ウッドデッキを設置した後に雑草が生えてくると処理が非常に大変になります。また、デッキの隙間から雑草が出てくると見た目も損なわれます。面倒でも設置前に必ず済ませておきましょう。
根太を組む
根太を組む前に、木材を仮置きしてサイズと配置が問題ないか確認します。組んでから「設置できない」となるとバラして組み直す手間が生じるため、最初の確認が重要です。

設置できることを確認したら根太を組んでいきます。直角を出す際は差金を使うと便利です。
⚠️ ハードウッドは下穴が必須です。非常に硬い木材のため、下穴なしでステンレスビスを打つとビス頭が折れることがあります。必ず下穴を先に開けてからビスを打ちましょう。座掘りビットを使うと、ビス頭がすっきり収まってきれいに仕上がります。
根太の水平を取る
根太を組んだら設置場所に置き、水平を取ります。今回はリビングの床と同じ高さに合わせたかったため、床板の厚みを引いた高さで根太を水平にしました。

手順はこちらです。
- プラ束を四隅から少し内側に設置し、大体の高さに調整する
- 水平器を使ってリビング側の根太の高さと水平を合わせる(基準点になるため最初に決める)
- 反対側の根太の水平を取る
- 縦方向の水平を取る
- 最後に全体を再確認して完了
💡 コツ:リビング側を基準として最初に決めてしまえば、あとはそこに合わせるだけなので水平出しがスムーズに進みます。
束柱を取り付ける
根太の水平が取れたら束柱を取り付けていきます。今回の作業の中で最も大変だった工程です。硬いハードウッドの90角材を20本ほどノコギリでカットする必要がありました。妻と2人で交代しながら作業しましたが、高速カッターがあればかなり楽になります。

束柱の長さについて:
- 屋根を支える束柱2本は長めにカット
- その他の束柱は根太上面より2mm短くカット(ノコギリ手切りのため誤差を考慮)
カットが長すぎると床板を貼った際に浮いてしまうため、短めにしておく方が安全です。

石材は羽子板付のものと平板の2種類を用意しました。
石材の上に束柱を置いたらクランプでしっかり固定し、下穴を開けてからビスを打って固定します。

全ての束柱の設置が終わったら木材保護塗料を塗ります。床板を貼った後は床下が塗れなくなるため、この段階で塗っておくことが重要です。ハケを使うと細かい部分まで塗り込めます。
床板を貼る
いよいよ床板を貼っていきます。今回は床下に車のタイヤを収納できるよう、一部をフタ式にしました。

板はあらかじめホームセンターでカットしてもらいました。縦カットはホームセンターでは対応してもらえなかったため、最後の1枚のみ自力でカットしましたが、硬い木材のためかなり苦労しました。
💡 床板の間隔を均一にするコツ:5mmの板を用意して板と板の間に挟むことで、等間隔に設置できます。床板の枚数や幅を計算する際は、この隙間の幅も含めて計算しておきましょう。
床板を貼り終えたら木材保護塗料を塗ります。面積が広いのでローラーを使うと効率よく塗れます。2度塗りするとムラなくきれいに仕上がります。

塗料が乾いたら完成です。

フタ式にした部分について:ハードウッドはかなり重いため、今回のサイズで約20kgになりました。フタとして開閉するには少し重いので、取っ手をつけるか軽い素材を検討するのもおすすめです。


まとめ
体力と時間はかかりますが、業者に頼むよりもかなり費用を抑えてウッドデッキを作ることができました。作業自体は難しくなく、手順を踏めば着実に完成に近づいていきます。
2人以上で作業すると効率も体力的な負担も大きく変わります。可能であれば誰かと一緒に取り組むことをおすすめします。
今回のポイントをまとめるとこちらです。
- 防草シートは設置前に必ず敷いておく
- ハードウッドへのビス打ちは必ず下穴を先に開ける
- 根太の水平はリビング側を基準にして取ると楽
- 束柱の長さは根太上面より少し短めにする
- 床下や束柱の塗装は床板を貼る前に済ませる
- 床板の間隔は5mm板を挟んで均一に
- 2人以上で作業すると効率・安全性ともに上がる
次回は製作①で完成したデッキに、屋根と柵を取り付けていきます。愛犬の脱走防止や雨・日差し対策にもなるので、ぜひあわせて読んでみてください。
▼ 製作②はこちら:



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