テレビが映らなくなったので屋根裏にアンテナを設置してみた話【正直レポート】

DIY

ある日突然、テレビのチャンネルが映らなくなった。

最初は数チャンネルだったのが、気づけば全チャンネル受信できない状態に。

屋根上でのアンテナ交換は危険を伴うし、業者に頼むと費用も高い。そこで調べていたところ「屋根裏にアンテナを設置する」という方法を見つけ、挑戦してみました。

結論から正直に言うと、全チャンネル映るようにはなりましたが、受信感度が低いチャンネルがあったり、雨の日に映らなくなるチャンネルがあったりと、完璧とは言えない状況です。屋根材がガルバリウム鋼板であることが影響している可能性があります。

この記事では、

  • 屋根裏アンテナ設置の作業内容と流れ
  • 実際の受信感度と正直な結果
  • 屋根裏設置の限界と今後の改善案(ベランダ設置)

をまとめています。将来的にベランダ設置に切り替えた際には比較記事を書く予定です。

⚠️ 電気工事士の資格について:同軸ケーブルの作成・接続はアンテナ工事の範囲であり、電気工事士の資格は不要です。ただし、ブースターの電源供給のために100Vの屋内配線を新たに行う場合は、第二種電気工事士の資格が必要です。屋内配線工事に不安がある方は、電気工事業者に依頼してください。

屋根裏にアンテナを設置しようと思った背景

テレビのチャンネルが徐々に映らなくなり、最終的には全チャンネル受信できなくなりました。原因はアンテナの老朽化と、ブースターの劣化によるものと考えられました。

屋根上のアンテナ交換は高所作業になるため危険が伴います。業者に依頼する方法もありますが、費用がかかります。調べていたところ「屋根裏にアンテナを設置した事例」を見つけ、安全にDIYできる方法として挑戦してみることにしました。

屋根裏アンテナとは

通常のテレビアンテナは屋根上に設置しますが、屋根裏(小屋裏)のスペースにアンテナを設置して電波を受信する方法です。

メリットとデメリットはこちらです。

メリット

  • 高所作業が不要で安全に施工できる
  • 風雨によるアンテナの劣化・倒壊リスクがない
  • 施工・調整をある程度自分でやりやすい

デメリット

  • 屋根材によっては電波が遮断される(特にガルバリウム鋼板など金属系屋根材)
  • 受信感度が屋外設置より落ちる場合がある
  • 向きの調整が難しく時間がかかる

💡 今回の我が家の場合:屋根材がガルバリウム鋼板(金属系)のため、電波が遮断されている可能性があります。スレート・瓦などの屋根材であればより良好な受信感度が期待できます。

使用した部材

今回使用した部材はこちらです。

・DXアンテナ UHF20素子 八木アンテナ

屋根裏設置用に選んだ20素子のUHF八木アンテナです。素子数が多いほど利得(受信感度)が高くなるため、屋根裏という電波条件の不利な環境を考慮して20素子タイプを選びました。

・アンテナ取付金具

アンテナ本体に取付金具は同梱されていないため別途用意しました。今回屋根裏設置用に角材に挟み込んで使用できるものを選定しました。

・ブースター(DXアンテナ CU38AS)

既存のブースターが劣化していたため、新品に交換しました。ブースターはアンテナで受信した電波を増幅してテレビまで届ける機器です。

・同軸ケーブル、F型コネクタ

アンテナとブースター間の配線に使用しました。同軸ケーブルは5C-FBタイプを使用しています。F型コネクタは自作して接続しました。

・点検口

屋根裏への出入り口がなかったため、天井に点検口を設置しました。サイズは体が入れる大きさにしましょう。

・テレビ受信レベルチェッカー(またはテレビの受信感度画面)

アンテナの向きを調整する際に、受信感度を確認するために使用します。テレビの設定画面で受信レベルを確認できる機種であれば別途機器は不要です。

作業の流れ

今回の作業手順はこちらです。

  1. 天井に点検口を設置する
  2. 屋根裏でアンテナ設置場所を探す
  3. アンテナを設置する
  4. ブースターを新品に交換する
  5. 同軸ケーブルを配線する
  6. 全チャンネルの受信感度を確認する

天井に点検口を設置する

屋根裏への出入り口がなかったため、まず天井に点検口を設置しました。点検口があることで屋根裏への出入りが容易になり、今後のメンテナンスにも活用できます。

点検口の設置は天井材に穴を開けてはめ込む形になります。下地(野縁)の位置を確認してから開口箇所を決めましょう。

天井をカットする際に木くずとホコリが大量に出るので養生必須です。
点検口の枠が設置出来ました。剝がれてしまった天井の壁紙は後で補修しました。

屋根裏でアンテナ設置場所を探す

屋根裏に入り、アンテナを設置できる場所を探します。設置場所の条件はこちらです。

  • アンテナを固定できる構造材(梁・垂木など)がある
  • テレビ塔の方向に向けられる
  • 既存の配線に接続しやすい位置

⚠️ 屋根裏作業の注意点:屋根裏は断熱材や電気配線があります。断熱材を踏み抜いたり、配線を傷つけたりしないよう慎重に移動しましょう。また夏場は非常に高温になるため、作業時間は短く区切って休憩を取ることをおすすめします。私が作業した時期は5月でしたが屋根裏は真夏並みの暑さでした💦

アンテナを設置する

設置場所が決まったら、DXアンテナの20素子UHF八木アンテナを取り付けます。20素子タイプは素子数が多い分、利得が高く屋根裏のような電波条件が不利な環境での受信に適しています。ただし指向性が鋭くなるため、向きの調整は繊細です。

受信感度を確認しながらアンテナの向きを微調整していきます。今回はこの向き調整に約3時間かかりました。1人でやる場合は、テレビの受信レベル画面を見ながら屋根裏で少しずつ向きを変えて確認する作業の繰り返しになります。

💡 向き調整のコツ:2人いると格段に楽です。1人が屋根裏でアンテナの向きを調整し、もう1人がテレビの受信感度を見て声で知らせる、という分担作業が効率的です。

ブースターを新品に交換する

既存のブースターが劣化していたため、このタイミングで新品に交換しました。ブースターはアンテナからの信号を増幅して各部屋のテレビまで届ける機器で、劣化すると受信感度が大きく低下します。

同軸ケーブルを配線する

アンテナとブースターを同軸ケーブルで接続します。今回は5C-FBの同軸ケーブルを使用し、F型コネクタを自作して接続しました。F型コネクタの取り付け方法はDXアンテナのホームページに詳しく記載されているので、そちらを参考にしてください。

必要な長さを切り出します。
コネクタを取り付けた状態です。

全チャンネルの受信感度を確認する

配線が完了したらテレビの設定画面で全チャンネルの受信感度を確認します。

チャンネルによっては受信レベルは高かったです。

結果と正直な感想

約3時間の向き調整の末、全チャンネル映るようになりました。ただし、結果は完璧とは言えない状況です。

受信感度

全チャンネル受信できるようにはなりましたが、感度が低めのチャンネルがいくつかあります。

雨天時

雨の日に映らなくなるチャンネルがあります。電波が安定しない状態です。

向き調整

適切な向きを見つけるのに約3時間かかりました。1人作業だったため特に時間がかかりました。

屋根材の影響

我が家の屋根材はガルバリウム鋼板(金属系)のため、電波が遮断されている可能性があります。スレート・瓦などの屋根材であれば、もう少し良好な結果が出るかもしれません。

正直なところ、屋根裏設置はガルバリウム鋼板の家には向いていなかった可能性があります。安全に施工できたことと全チャンネル映るようになったことは成果ですが、受信品質という点では屋外設置に劣ります。

今後の改善案

現状は一旦このまま様子を見ますが、今後テレビが完全に映らなくなったタイミングでベランダへのアンテナ設置を検討しています。

ベランダ設置の場合の課題はこちらです。

  • 屋根裏にブースターと分配器があるため、ベランダのアンテナから屋根裏へのケーブルルートを考える必要がある
  • 外壁への穴あけや防水処理が必要になる可能性がある

今後:ベランダへのアンテナ設置記事(準備中)

ベランダ設置を実施した際には、屋根裏設置との受信感度の比較も含めてレポートします。

まとめ

屋根裏へのアンテナ設置で、高所作業なしにテレビを復活させることができました。ただし受信品質は屋外設置に劣り、特にガルバリウム鋼板などの金属系屋根材の場合は電波の遮断に注意が必要です。

今回のポイントをまとめるとこちらです。

  • 屋根裏設置は高所作業が不要で安全に施工できる
  • 金属系屋根材(ガルバリウム鋼板など)は電波遮断の可能性があるため注意
  • スレート・瓦などの屋根材であればより良好な受信感度が期待できる
  • アンテナの向き調整は2人作業の方が格段に楽
  • 素子数の多いアンテナ(20素子など)を選ぶと受信しやすい
  • 屋根裏作業は断熱材・配線への注意と熱中症対策を忘れずに

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